学生服生産日本一のまち
倉敷市の出荷額シェアは約40%
倉敷市では、大正時代終わり頃からそれまでの足袋生産に代わって、学生服が盛んに作られるようになりました。昭和30年には全国の学生服の7割を倉敷市児島産が占めました。
では現在、倉敷市はどれくらいのシェアがあるのか
経済産業省の工業統計調査で、次の4品目を対象として合計出荷金額を調べてみました。
・116513 織物製成人男子・少年用学校服上衣・オーバーコート類
・116514 織物製成人男子・少年用学校服ズボン
・116515 織物製成人女子・少女用学校服上衣・オーバーコート類
・116516 織物製成人女子・少女用学校服スカート・ズボン
(品目別で公開されているのは県単位のデータ。経済産業省に申請してデータを確認しました。)
倉敷市の出荷額のシェアは、平成28年が約44%、平成29年が約32%と市区町村単位では全国1位でした。岡山県内の他市がシェア2位で、岡山県内合計では70%近い数字になっています。
特筆すべきは、事業所の数で、他市区町村は1~2社ですが、倉敷市は2桁になっており、地域として産業が集約されていると言えるのではないでしょうか。
そんな学生服のまちの歴史を知ることができる施設が倉敷市児島にあります。
児島学生服資料館です。
高度成長期の児島のまちの様子の写真や、当時の児島の学生服メーカーの看板やのぼりなどを展示しています。
資料館2階では陳列している学生服やセーラー服、ブレザーを自由に着てみることができます。
学生服姿で記念に写真を撮られてはいかがでしょう!
※参考文献
「おかやまのせんい vol4」(岡山県産業振興課 2019)、
関連情報
- 児島学生服資料館
- 所在地
- 倉敷市児島下の町5丁目5−3
- 連絡先
- 開館時間 10:00〜17:00
電話番号 086-473-2111
お問合せ受付 平日 9:00 〜 12:00 13 :00 〜 17:00 - WEB
- 児島学生服資料館
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