クラシキ文華 編集部便り
その他2017/10/16
倉敷屏風祭と素隠居
10月14日(土)・15日(日)に倉敷美観地区一帯で阿智神社秋季例大祭にあわせて「~わが家のおひろめ祭~倉敷屏風祭」が開催され、素隠居たちが練り歩きました。
「倉敷屏風祭」「素隠居」とも、今年4月に日本遺産に認定された倉敷市のストーリー「一輪の綿花から始まる倉敷物語~和と洋が織りなす繊維のまち~」を構成する文化財です。
倉敷屏風祭では、倉敷市の本町・東町にかけての町家に屏風や各家の家宝の品々が飾られ、倉敷美観地区界隈でも様々な展示が行われました。
14日・15日ともぐずついたお天気でしたが、多くの方がご覧になられていました。
素隠居は、倉敷市の阿智神社のお祭りに現れるおじいさんとおばあさんのお面をかぶった若者のことです。
手に持った渋団扇で頭を叩かれると健康になるとか賢くなるとか言われています。
倉敷の人は、素隠居を見るとありがたがり、頭を叩いてもらうという少し面白い風習です。
倉敷芸術科学大学がつくった学生素隠居や地元小学校の子ども素隠居なども出てきて、観光客に楽しんでもらっていました。