クラシキ文華 編集部便り
お知らせ2016/05/20
酒津の樋門が国の重要文化財に!
5月20日(金)に開催された国の文化審議会文化財分科会において、倉敷市酒津の「高梁川東西用水取配水施設」を国の重要文化財(建造物)に指定するよう、文部科学大臣に答申されました。
近代化遺産としては、岡山県内初の国の重要文化財指定で、7月の官報告示を経て、正式に指定されることになります。
指定を受けるのは、酒津取水樋門、南配水樋門、北配水樋門、事務所で、大正時代の建築です。
現在活用されている大正期の取配水施設としては日本最大級の農業用水施設であり、農業土木技術史上、その価値は極めて高く、平成21年(2009)には、 経済産業省の「近代化産業遺産群」(地域住民の熱意と努力により進められた瀬戸内海沿岸の灌漑施設整備の歩みを物語る近代化産業遺産群)にも認定されています。
貯水池の辺りは遊歩道もありますので、歴史を