公開日2017/03/30
公開日2017/03/30
呉服屋だった築170年の町家を、手仕事をテーマにした複合施設に再生。中庭を設けた開放的な空間に、手ぬぐい・器・日本茶、帽子、帆布、デニム、ガラスを扱う5店舗が入居する。製作風景が見学できたり、手仕事を気軽に体験できるワークショップを開催したり、ユニークな仕掛けを施し、「日本の職人文化」を発信。さらに2階には、国宝の茶室「如庵」を模した茶室「N庵」と貸しスペースからなる「町家空間VOMN」を設け、日本の伝統文化の発信の場、モノづくりに携わる人たちの交流の場として活用されている。
暮らしを彩る器、オリジナル手ぬぐい、日本茶を扱うショップ。倉敷格子をモチーフにしたクラシキチェック、倉敷川や白壁の町並みを描いた倉敷モチーフ柄など、200種類以上の手ぬぐいを販売する。店内の一角では、スタンプを押してオリジナル柄を作る手ぬぐい作り体験も開催。
ギフト、トラベル、クローゼットの3つをコンセプトにした、創業55年以上の帽子メーカーの直営店。店の半分を占める工房では企画・デザインから縫製までを一貫して行い、ショップでは帽子はもちろん、帽子に合うウエアも幅広く販売。同店含め、倉敷美観地区内に3店舗構える人気店。
帆布を使ったオリジナルバッグや、シルクスクリーン加工を施したウエアを提供する服飾メーカー。バッグやウエアの着色はハンドペイントで行うため、一点一点異なる表情が楽しめる。男女問わず着こなせるデザインも魅力のひとつ。今後は、シルクスクリーンを使ったワークショップも開催予定。
デニムに絣や刺し子などさまざまな技法を加え、オリジナリティあふれる生地で作るウエアを提供。ジーンズはもちろん、デニムシャツ、デニムスカートなど種類も豊富で、経年とともに増す風合いが美しい。店内の一角では、ダメージ加工を施したランチョンマットを作るクラフト体験も楽しめる。
ガラス作家・江田明裕さんによる工房兼ショップ。ガラス棒を炎で溶かし、色や形を加える「バーナーワーク」という技法で、アクセサリーとペンを製作する。アクセサリーは、繊細で立体的な模様が施されたペンダントトップが中心。ペンは色やデザインはもちろん、書き心地や持ち心地にも変化を付けている。
2階に設けられた「町家空間VOMN」は、日本文化とモノづくりに携わる人たちの発信の場。国宝の茶室「如庵」を模した「N庵」で、本格的な抹茶(有料)が楽しめる。立派な梁が印象的なフリースペースは、ギャラリーやトライアルショップとして開放予定。中庭を望む開放的なテラスもあり、思い思いに過ごすことができる。