公開日2017/10/3
公開日2017/10/3
「倉敷FSCは、小さな子たちがスケートと出会って、楽しく練習できたり、お兄ちゃんお姉ちゃんたちが頑張っているから私も頑張ろうと思えるようなクラブでありたいと思っています」。佐々木監督は、さらに言葉を続けます。「ここで基礎を学んだ子たちが、いろいろなリンクに滑りに行ったり、プロの先生に習いに行った時に、心が折れることもあるんです。そんな時に、帰ってくることのできる場、癒されたり、気持ちを立て直したりできる場でありたいですね」。
そのためにもスケートリンクは絶対必要です。だからこそ、佐々木監督は「このリンクが100年続きますように」と切に願っています。「ここは、倉敷の選手の財産、市民の財産として愛される場所でないといけない」とも。そして、「高橋選手を大ちゃんと呼んで応援してくれたように、市民の方たちから『倉敷FSCはいいよね』と、応援していただけるような価値あるクラブにしていかなければなりません」と、真摯な表情で語ります。
夢のキーワードは、「100年リンク、100年クラブ!」。これからも、多くの子どもにフィギュアスケートの楽しさを伝え、その中から世界へと飛び立つ選手、コーチや振り付け師を目指すフィギュアスケーターを育むため、「現役を引退した選手たちがここをどう支えていけるのか。その方向を探っています」とも話します。倉敷FSCは夢の実現へ向けて、次のステップへと走り続けます。
屋外レジャープールやテニスコート、フィットネスルーム、ラドン温浴施設、レストランなどがそろう地域密着型複合施設内のアイススケートリンク。2014年12月から全国でも数少ない通年営業のリンクに。