公開日2017/02/9
公開日2017/02/9
「水島朝市withフリーマーケット」は、水島臨海鉄道水島駅からすぐの「水島愛あいサロン(環境交流スクエア)芝生広場」で開催されています。
毎月2回、広々とした芝生広場にお目見えするのは、時季の野菜や果物、生花、たこ飯、エビ飯、焼きそば、パン、スウィーツなど約20店の朝市と、衣料品や雑貨、骨董品が並ぶ約50区画のフリーマーケットです。
「安全な食の提供」を掲げる朝市では、連島地区のレンコンやゴボウ、福田地区のショウガをはじめとする農産品、寄島漁協の鮮魚、下津井の干物など、地産にこだわった品々にも出合えます。
この朝市が初めて開催されたのは、2011年の10月。
「もともとは、岡山県の『水島サロン』が倉敷市に移管され『水島愛あいサロン』となった時に、『水島の未来を考える会』が施設の利用促進を図るために企画したものです」と、同会の岡浩二さんは振り返ります。
「水島サロン」だった頃に開催したフリーマーケットに多くの人が集まっていたことと、朝市運営のノウハウを持っていたことから、同時開催を決めたそう。
以来、まちづくり団体である「水島の未来を考える会」と、水島商店街の振興を図る「水島商店街振興連盟」、県内各地でフリーマーケットを開催する「NPO法人MOMO編集室」で構成する実行委員会が、企画・運営しています。
「福田、水島、連島という3つのエリアからなる水島地区では、エリア間の交流と親睦も課題のひとつでした」と岡さん。
そのような目的も持つ朝市ですが、訪れる人の多くは会場周辺に住む人々。そこで、「より広く集客したい」と、時々に合わせたイベントも企画・実施しています。
たとえば、1〜2月には「牡蠣(かき)汁」や「殻付き牡蠣」を手頃な価格で販売する「牡蠣祭り」、4月には入園・入学を迎える子どもにプレゼントを用意する「入園・入学おめでとう」、7月には朝市に替わって踊りや歌謡ショーも楽しめる「水島夜市とビアガーデン」、12月には小学生以下にお菓子をプレゼントする「Xmas」…。
そうした努力の甲斐あって、毎回3000人ほどの人出でにぎわうこの朝市。将来の目標は、水島商店街での開催だとか。