工業
岡山県の製造品出荷額等の約5割を占める、国内屈指の巨大コンビナート



倉敷市の南部に広がる「水島臨海工業地帯」は、東西高梁川の改修工事で廃川となった東高梁川の河口部と、その南に造成された埋め立て地に造られ、戦後の高度経済成長期を経て、日本を代表する重化学工業地帯へと発展しました。
この地が国内有数の拠点となった背景には、大型船舶の接岸に適した穏やかで深い海、広大な平坦地、そして災害が少なく操業が安定する温暖な気候という、工業にとって理想的な立地条件がそろっていたことがあげられます。
こうした恵まれた環境のもと、現在は石油精製や石油化学、鉄鋼から自動車まで生産する国内でも極めて稀な産業集積地となっています。
その海の玄関口である水島港は、国際拠点港湾および国際バルク戦略港湾に選定されており、港湾取扱貨物量は全国トップクラスを誇ります。西日本最大級の物流拠点として、世界と倉敷をつなぐ重要な役割を果たしています。また、陸の動脈として水島臨海鉄道が走り、コンビナートで生産される資材の輸送を支え続けています。
現在、この巨大な工業地帯は、日本経済を支える基幹産業の集積地としての役割を堅持しながら、脱炭素社会の実現という新たな要請に応えるための進化を続けています。地球環境に配慮した持続可能な産業構造を構築するため、行政と企業が一体となって、次世代エネルギーである水素・アンモニアの導入や、排出された二酸化炭素を回収・再利用する最先端技術の開発を加速させています。
こうした「カーボンニュートラルコンビナート」構想に加え、「空飛ぶクルマ」の社会実装に向けた動きなど、最先端技術で持続可能な社会を切り拓く未来志向の工業地帯へと進化し続けています。
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