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YAMAU coffee stand

YAMAU coffee stand

YAMAU coffee stand

倉敷の老舗蒲鉾店がコーヒースタンドとして再生。

 歴史と伝統文化が息づく白壁の町並み、倉敷美観地区。その目抜き通りである倉敷川沿いから一本路地を入った場所に、『YAMAU coffee stand』が静かに建っています。ここは倉敷美観地区では珍しいテイクアウト専門のコーヒースタンドで、平成28(2016)年9月に誕生しました。江戸時代に建てられた町家を改装した空間は、むき出しの梁やすりガラスの建具など和の趣を残しながらもシンプルでスタイリッシュ。お手製のイートインベンチも設けられています。

 「元々この場所は、明治45(1912)年創業の蒲鉾屋『やまう』の直売所でした」と話すのは、店主である岡本聞太さん。聞太さんの父である『やまう』3代目・幸雄さんが怪我により思うように製造できなくなり、平成27(2015)年5月に廃業を決断。聞太さんがワーキングホリデーでオーストラリアに滞在していた時のことでした。「父が作り、母が売る。そんな家族経営の蒲鉾屋だったため、小さい頃から僕の遊び場は倉敷美観地区でした。近所の方に面倒を見ていただき、このまちに僕は育ててもらいました。思い入れの深いこの店を何とかしたい、そしてこのまちに恩返しがしたい。その思いから新たに店をオープンしました」。業態こそ違えど、屋号をローマ字『YAMAU』にして引き継いだり、「蒲鉾」の看板も残したりと、『やまう』として歩んだ歴史や思いが随所に息づいています。

コーヒースタンドを新しい文化としてこの地に根付かせたい。

 「新しくオープンする店は、オーストラリア滞在中の経験や知識を生かしたものにしよう」。そう思ったとき、着目したのがコーヒーでした。「実は、オーストラリアに行くまでコーヒーが苦手で(笑)。オーストラリアがコーヒー先進国というのを知ったのも、現地に着いてからでした。いたるところにコーヒースタンドがあり、コーヒーを楽しむ文化が根付いているんです。試しに飲んでみたら、浅煎りで飲みやすい!すっかりコーヒーの虜になりました」。

 倉敷美観地区にはゆっくり腰掛けてコーヒーを味わう店はあるけれど、テイクアウト専門のコーヒースタンドはないことに気付いた聞太さん。「新しい文化がこの地に根付くことで、倉敷美観地区はもちろん、周辺地域の活性化にも少しでも貢献できれば」。その思いから、コーヒースタンド店を開業することにしました。
 コーヒースタンドという形式に込めた思いは、それだけではありません。「倉敷は観光地でありますが、それと同時に倉敷で暮らす人々の生活の場でもあります。地元の人にこそ、もっと気軽にコーヒーを楽しんでほしい。そんな思いもあって、このスタイルにこだわりました」。

地域の人と関わり合いながら、倉敷を盛り上げていきたい。

 倉敷美観地区の限られたエリア内には、自家焙煎豆を提供する店から地元で愛される老舗の名店まで、コーヒーを楽しめる店があちらこちらに点在しています。「その中の1軒『kobacoffee』さんの発案で、倉敷コーヒーマップを作ろうという話が上がってまして。どんな内容にするかは、現在構想中です」と、聞太さんは笑顔で話します。

 歴史ある町家や蔵を生かした空間で味わうコーヒーは、それだけで贅沢であり、倉敷だからこその魅力にあふれています。オーストラリアにも負けない倉敷のコーヒー文化を、地域の人と関わり合いながら広めていき、もっと倉敷を盛り上げていきたい。それが、聞太さんの新たな目標です。家族の意志をつなぎ、新業態で再スタートを切った「YAMAU」。倉敷に新たなコーヒー文化が根差すよう、今日も真摯にコーヒーと向き合う聞太さんの姿がここにあります。

『YAMAU coffee stand』でコーヒーブレイク

『YAMAU coffee stand』でコーヒーブレイク

YAMAU coffee standで味わえるコーヒーは、定番のカフェラテやカプチーノなど約7種類。オリジナルブレンドのコーヒー豆は、中煎りより少し浅めに焙煎したもので、苦みを抑えた、さっぱりとした後口が特徴です。コーヒーが苦手な人でも味わえるよう抹茶ラテも用意し、夏には自家製のシロップを加えたソーダも登場します。

YAMAU coffee standヤマウコーヒースタンド

  • 所在地 岡山県倉敷市本町5-4
  • 営業時間 9:00〜18:00
    冬季(12-2月)平日のみ17:00閉店
  • 定休日 不定休
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