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ものづくり作家が集まる~コワーキングスペース斎館

ものづくり作家が集まる~コワーキングスペース斎館

ものづくり作家が集まる~コワーキングスペース斎館

倉敷美観地区内に佇む古民家を
自然が間近なコワーキングスペースに。

 倉敷美観地区を見下ろす鶴形山の山頂に鎮座する阿智神社。その南参道入り口の鳥居前から東に向かって延びる坂道を20メートルほど進むと見えてくる古民家が、『ものづくり作家が集まる~コワーキングスペース斎館(以下、斎館)』です。
 名称には「ものづくり作家が集まる」とありますが、テレワークなどのスペースとして利用する企業の方も大勢います。

外観 表札

 木々に囲まれた二階建ての建物は、明治中期の倉敷を代表する商家「楠戸家」の別邸として建てられたもので、一説には昭和初期に現在の場所に移築されたといわれています。
 コワーキングスペースとして利用できるのは、その2階にある二間続きの和室。そこは、南側の窓からは木々を見下ろせ、北側の縁側からは季節の移ろいを感じさせる庭に直接出られる、非日常的な空間です。

広間
中庭 窓からの景色
和室

 利用(9:00〜17:00)は会員登録の上、1日利用の「梅」や月5回まで利用できる「竹」、月何度でも利用できる「松」などのプランから選ぶスタイル。ほかに学生向けのプランも用意されています。
 多くの観光客が行き交う倉敷美観地区内にありながら、静けさに包まれた『斎館』は、「自然に癒されつつ、創作活動や仕事に取り組める場」となっているようです。

和室

発想力を刺激しクオリティを高める
この空間を残したいと、古民家を再生。

 『斎館』を運営するのは、「和のあかり」がテーマのイベントを企画・製作・プロデュースする『倉敷光作所』。所長の須山恭安さんと、アーティストで「希莉光あかり(切子あかり)」の発案者でもある妻の寛子さんは、開設のきっかけをこう振り返ります。
 「7年くらい前から、『幻想あかり斎館』というイベントの会場としてたびたび使わせてもらっていて、いい建物だなあと感じていました。なので、取り壊しの話が出ていることを知った時、壊してしまっては二度と戻らない、なんとかしたいと思ったんです」。

須山寛子さん 須山恭安さん
切子ちょうちん 切子ちょうちん 切子ちょうちん
幻想あかり斎館

 「私自身、この環境の中で制作しているといろいろな発想が湧いてきて、作品のクオリティも明らかに変わってきたんです。それをほかのものづくりをする人にも体感してほしいと思い、作家たちが集まり交流できる場にしていこうと決心しました」。
 夫妻は、所有者である阿智神社に建物の改修と活用を直談判し、倉敷市の「まちづくり基金」を利用して資金を調達。建物を再生し、2020(令和2)年秋に『斎館』をオープンしたのです。

座椅子と机

 また、『斎館』では「切子ちょうちんづくり」のワークショップを開催。「東京、大阪を中心に、九州から東北まで、さまざまな地域の方がこられ、多い時は1日に3回開くこともあります」と寛子さん。開催時はコワーキングスペースとして利用できないので、事前に問い合わせを。

ワークショップ

思わぬ縁を秘めた古民家。
出会いの場、何かを生み出す場に。

 昭和30年代〜50年代後半にかけて、『斎館』の建物は阿智神社での挙式後の披露宴会場として多くの宴が開かれていたといいます。
 「オープン後に知ったのですが、実は、私の両親もここで披露宴をしていたんです」と恭安さん。

 一方、寛子さんは、「『昔、ここでお茶を習っていました』という方がわざわざ訪ねてこられ、懐かしいと写真を撮って帰られたこともありました」と話します。

ワークショップ ワークショップ 斎館

 重ねてきた歳月の分だけ、思わぬ縁をも秘めた『斎館』。
 「そんな場所だからこそ、会社と自宅の往復だけでは出会わない、あるいは出会えないような人と出会える場になれたら…。そして、そこからつながって何かが生まれることを願っています」。
 恭安さんの言葉を受けた寛子さんは、「私はここで、漫画家を目指す人、デニム着物や児島帯を手がける人などに出会いました。そうした人たちがものづくりに対する思いをぶつけあいながら、新しいものを生み出していける場所にできれば」と笑顔を見せました。

斎館と夫妻

ものづくり作家が集まる~コワーキングスペース斎館さいかん

  • 所在地 倉敷市本町11-37
  • お問合せ 090-3375-0464
  • 営業時間 9:00〜17:00
  • 定休日 不定
  • HP https://saikan.net/
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