公開日2024/03/12
公開日2024/03/12
西日本有数のタケノコの産地「真備」にある「真備美しい森」が、今回のキャンプの舞台です。
途中、細い山道を抜けるものの、市街地からもアクセスしやすい立地にあり、地元の人やキャンパーに憩いの場として親しまれています。芝生が広がる敷地には、キャンプサイトやバンガローをはじめ、ビジターセンター、炊事棟、トイレ、舞台や遊歩道も整っています。テント、シュラフ、バーベキューセットなど、一部キャンプ用品はレンタルもでき、気軽にキャンプを楽しめます。
「真備美しい森」に取材スタッフが到着したのは午前10時。
テントを張ったり、薪を割ったりと、下準備を整えたら、いよいよキャンプ飯作りに取り掛かります。今回使う火器は、焚き火台とシングルバーナー。調理器具は、メスティンやスキレット、シェラカップなど。タケノコの産地・真備でせっかくキャンプ飯を楽しむならと、飯ごうの代わりに竹筒も用意しました。
まずは竹筒を使って、タケノコご飯を炊いていきます。真備特産のタケノコを用いた、まさに竹づくしのキャンプ飯です。タケノコは水煮を使うことで時短にも。炊きあがった時の竹の香りに、食欲がそそられます。
ご飯を炊いているあいだに、「うぶこっこ家」の卵と「JA晴れの国岡山 船穂直売所」で手に入れた金時人参で、スパニッシュオムレツを作ります。濃厚な味の卵の中に人参の甘みとほくほく感があり、鮮やかな色味が食欲を刺激します。キャンプ飯を華やかにしてくれる一品です。
次に取り掛かったのは、瀬戸内の魚介と玉島味噌のアクアパッツァ。魚介のうま味をギュッと閉じ込めた一品です。マスカットの白ワインで酒蒸しにし、地元の味噌を隠し味に使っています。メスティンに食材を入れて煮込むだけの簡単レシピなのに、味は本格的! 瀬戸内特産のサワラや鯛などの切り身で代用してもOKです。
続いて、噛むほどに味わいが増す親鶏を焚き火で豪快に焼き上げるキャンプ飯を作りました。味の決め手となる塩ダレも、もちろん倉敷産。親鶏は弾力があるため、食べやすいサイズにカットするのがポイント。お酒にもご飯にも合う一品です。
最後はデザートの、季節の果物のホイル焼き。ホイルに包んで焚き火で焼くだけだから、キャンプ初心者でも挑戦できます。今回は、特産のあたご梨をチョイス。焼くことで甘みが増し、寒い時期にもおすすめのデザートです。
倉敷の自然の中で、倉敷の味を楽しむ倉敷キャンプ飯。焼いたり、蒸したり、シンプルな調理法だからこそ、素材そのもののおいしさが際立ちます。大地をまるごと味わうような、そんなおいしい時間を倉敷で楽しんでみませんか。