公開日2026/01/30
公開日2026/01/30
学校制服(学生服)の市区町村別出荷額でトップクラスのシェアを誇る倉敷市。なかでも「繊維のまち」として知られる児島地区にあり、日本の学校制服三大メーカーのひとつに数えられる「明石スクールユニフォームカンパニー」では、SDGsの目標達成に向けたさまざまな取り組みがなされています。
1865(慶応元)年に小倉帯地と真田帯地、細紐類の製造で創業し、1932(昭和7)年から学校制服を手がけはじめた「明石スクールユニフォームカンパニー」。現在、全国約5000校の小学校、中学校、高等学校の制服を製造しているこちらでは、「子どもたちの未来のために『環境』『命』『絆』を守る」という目標を掲げて、さまざまな取り組みを行っています。
「単に目標を目指すだけでなく、企業や商品の価値を高め、自分たちのスキルもレベルアップできるような形でどう具体化するのかを、常に考えています」。




そう話す営業企画本部長兼経営企画室室長の河合一樹さんが、まず教えてくれたのは2025(令和7)年6月にスタートした学校制服のリユース・リサイクル事業「Re-Ring AKASHI(リリング アカシ)」です。
自社製の制服を回収してリユース用とリサイクル用に分け、リサイクル用は繊維リサイクルで実績のある会社を通して100パーセント再資源化しています。いっぽうリユース用は、洗浄後に細部までチェックして傷や壊れた部分を補修し、手作業で丁寧にアイロンをかけて新品同様の姿へと再生されます。





「実は、学校の先生方の『制服の価値を守りたい』というひと言から始まった取り組みです。もともと、制服には『お下がり』を譲り受けて大切に使うという慣習もありますが、学校としても作り手である私たちとしても、リユースであっても品質が保たれた制服を着てほしいという思いを持っています。そこで、私たちにしかできないリユースの仕方を提案していこうという考えから、始めた事業なのです」。





不要となった制服を再利用することで環境保護の一助となり、保護者の経済的負担も軽減しているこの事業。リユース制服の品質を保つことでその学校の象徴でもある制服の価値を守り、ひいては学校の価値を守ることにもつながっているのです。


